ウーバーイーツは、自分の好きな時間に自転車やバイクで配達をすることができるサービスです。ウーバーイーツで稼いだ収入は、一般的には**業務委託収入**として扱われます。 つまり、ウーバーイーツはあなたに対して給与を支払っているわけではなく、あなたがウーバーイーツに対して配達のサービスを提供しているという契約関係になります。
では、ウーバーイーツで稼いだ収入に対してどれくらいの税金や保険料がかかるのでしょうか？ここでは、ウーバーイーツの収入にかかる税金や保険料の計算方法を簡単に説明します。
まず、税金についてですが、ウーバーイーツの収入は**所得税**と**住民税**の対象となります。 これらの税金は、年間の収入額や控除額によって変わりますが、大まかに言えば、年間の収入額から必要経費や基礎控除などを引いた**課税所得**に対して約10%から40%程度の税率が適用されます。
必要経費とは、ウーバーイーツの配達をするためにかかった費用のことで、例えば自転車やバイクの購入費や維持費、ガソリン代や駐輪場代、スマホ代や通信費などが該当します。 必要経費は、実際にかかった金額を証明できるレシートや領収書などを保存しておく必要があります。
基礎控除とは、所得税や住民税を計算する際に一律で引かれる控除額のことで、2023年度は55万円です。 また、扶養家族や社会保険料などがある場合は、それらも控除対象となります。
例えば、あなたが2023年度にウーバーイーツで100万円稼いだとします。そのうち必要経費として20万円かかったとしましょう。この場合、あなたの課税所得は100万円から20万円を引いた80万円になります。さらに基礎控除55万円を引くと、あなたの課税所得は25万円になります。この25万円に対して所得税と住民税がかかります。
所得税は、課税所得が195万円以下の場合は5%です。 しかし、所得税率表では所得控除額も考慮されているため、実際には課税所得が38万円以下の場合は0%です。 つまり、あなたの場合は所得税は0円です。
住民税は、課税所得に10%（市町村民税4%＋都道府県民税6%）の税率が適用されます。 ただし、住民税は前年の課税所得に基づいて計算されるため、2023年度の住民税は2022年度の課税所得によって決まります。 例えば、あなたが2022年度にウーバーイーツで50万円稼いだとします。そのうち必要経費として10万円かかったとしましょう。この場合、あなたの2022年度の課税所得は40万円になります。基礎控除55万円を引くと、あなたの2022年度の課税所得は0円になります。つまり、あなたの2023年度の住民税も0円です。
以上の例からわかるように、ウーバーイーツで稼いだ収入にかかる税金は、必要経費や控除額によって大きく変わります。ウーバーイーツで収入を得る場合は、自分の収入や支出をしっかりと管理しておくことが重要です。
次に、保険料についてですが、ウーバーイーツで稼いだ収入は**国民健康保険料**と**国民年金保険料**の対象となります。 これらの保険料は、市町村や年齢などによって変わりますが、大まかに言えば、年間の収入額に対して約10%から20%程度の保険料がかかります。
国民健康保険料は、市町村が定める基準額に対して市町村が定める税率を掛けた金額です。 基準額は、前年の収入額や扶養家族などによって決まります。 例えば、あなたが札幌市在住で2023年度にウーバーイーツで100万円稼いだとします。そのうち必要経費として20万円かかったとしましょう。この場合、あなたの2023年度の国民健康保険料は約5万円です。
国民年金保険料は、一律で月々1万6500円です。 ただし、所得が少ない場合は減免制度があります。 例えば、あなたが2023年度にウーバーイーツで100万円稼いだとします。そのうち必要経費として20万円かかったとしましょう。この場合、あなたの2023年度の国民年金保険料は約13万8000円です。
以上の例からわかるように、ウーバーイーツで稼いだ収入にかかる保険料も、収入額や市町村などによって大きく変わります。ウーバーイーツで収入を得る場合は、自分の保険料を確認しておくことが重要です。
ウーバーイーツで稼いだ収入に対する税金や保険料の計算方法を簡単に説明しましたが、いかがでしたでしょうか？ウーバーイーツは自由な働き方をすることができるサービスですが、その分自分で税金や保険料を管理する責任もあります